新嘗祭(にいなめさい)
「新嘗祭(にいなめさい)」は「しんじょうさい」ともいい、「新」は新穀を「嘗」はご馳走を意味します。
毎年11月23日に全国の神社で行われ、新穀を得たことを神さまに感謝する新嘗祭は、五穀の豊穣を祈願した2月17日の祈年祭と相対する関係にあるお祭りです。
皇室行事としては新嘗祭神嘉殿の儀が執り行われます。
天皇陛下は,23日午後6時から行われる「夕(よい)の儀」と、午後11時からの「暁(あかつき)の儀」、それぞれ所要時間は約2時間に出席します。神嘉殿において新穀を皇祖はじめ神々にお供えになって,神恩を感謝された後,陛下自らもお召し上がりになります。宮中恒例祭典の中の最も重要な祭典の1つで、天皇陛下自らご栽培になった新穀もお供えになられます。
新嘗祭の起源は古く、『古事記』にも天照大御神が新嘗祭を行ったことが記されています。
現在では「動労感謝の日」として、国民の祝日となっていますが、一説によるとその祝目名は、命の糧を神さまからいただくための勤労を尊び、感謝をしあうことに由来しているといわれています。
新嘗祭進化電の儀の様子は河野太郎氏のブログにもよく書かれていますので、ご参考にされてください。